沖合・遠洋漁業
海外まき網漁業
中西部太平洋海区にて、カツオ・マグロの群れを、まき網により捕獲する。

漁法
鳥群れを頼りに魚群を探索。大型船の場合は搭載のヘリコプターも探索に活用。魚群に近づき、一号艇を投下。網を本船から海中に落とし入れ、拡げながら魚群を巻く。操業時間は1時間半~2時間半(漁獲量により異なる)。
漁場
パラオ、ミクロネシア、パプアニューギニア、キリバス、マーシャル、ナウル、ソロモン、ツバル(以上 PNA八カ国)のEEZ(排他的経済水域内)で操業を行う。
魚種
カツオ、キワダ・キメジマグロ、メバチマグロ
航海のサイクル
- 出港準備
必要物資の積み込み作業
- 漁場へ航行
ブライン溶液の準備、漁具の手入れなど。日本から約一週間で漁場到着。
- 漁と漁場の移動
二十日前後の探索・操業。
- 帰港/水揚げ作業、次の漁の出港準備
漁場から約一週間で帰港。水揚げ作業は三日前後。漁労設備の修繕、必要物資の積み込み作業等。総じて約1週間の滞港となり次の航海へ。
約10航海程の出入港を繰りかえし、ドック入り、長期修繕を行う(約一ヶ月)。