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漁業の紹介

沖合・遠洋漁業

大中型まき網漁

船団を組み大きな網で魚群を囲い込んで獲る。
船どうしのチームワークがかなめの漁。


日本の200カイリ水域内。


漁に向かう船団

アジ、サバ、イワシの漁なら日帰り、
カツオやマグロを追う沖合の漁は2〜3週間。

まき網漁は、季節や漁場によって、また漁の中心となる魚に応じて船団の規模やスケジュールが違ってくる。
アジ、サバ、イワシ漁は日帰り操業が多いが、旬のカツオ・マグロを追って沖合に出ることもあり、網船が80トンまたは135トン(19トンクラスの船での2そうまきもある)になる。海外まき網漁業と呼ばれる大型まき網船(350トン)は、南太平洋やインド洋でカツオやマグロを追うが、こうした大型まき網船は大中型まき網船のなかで25%ぐらいだ。海外まき網漁業となると操業が2〜3週間から1カ月半におよ ぶ。1船団の乗組員が50〜60人にのぼる場合もある。

探索船(灯船)、網船、運搬船、船と人の力をひとつにしながら漁を成功に導く。

船団を組み、海面近くを回遊する浮魚(うきうお)の群れを巨大な網で囲い込むまき網漁。地域によって船団の組み方に違いがあるが、太平洋側では主に、魚群を探す探索船(灯船)2隻、網を積んだ本船(網船)が1隻、獲った魚を運ぶ運搬船2隻で1船団を作り、これを「1カ統」と呼んでいる。
魚探やハイテク機器を駆使して魚群を探し、発見したらすぐさま投網準備。網船80トンクラスなら、長さ1キロ、深さ250メートルの網で魚群を包囲しながら、全速力で巻いていく。巻き終わると、網底のワイヤーをウインチでまき締め、すぐに揚網。さらに網を船上にたぐり、海中の網で狭められたところへ運搬船が接近し、三角網で水揚げを開始するという手順だ。1回の作業に2〜3時間を要し、漁場を移動しながらひと晩に2〜3回操業する。

投網、囲い込み、水揚げ、1年かけて、船と人との呼吸をからだで覚えていく。

新人漁師はまず網船に乗り、投網、囲い込み、水揚げを手伝う。船の動きと船上作業との呼吸をつかめるようになるまでが難しいといわれる。
魚群を探す人、網を操る人、水揚げをする人、運搬をする人、それぞれが全体の流れを理解し、自分の立場をしっかり守って、安全かつ的確に作業をこなすことが大切。一連の仕事をよく理解し、自分から動けるようになるまで、約1年かかる。

大中型まき網漁の仕事サイクル

長さ1キロ、深さ250メートル以上の巨大な網を海中に入れ、魚を囲み込んで獲る。本船のほかに、魚群を見つける探索船、漁獲物を収納し運ぶ運搬船によって船団を組んで行うスケールの大きな漁。当然、その漁獲量は多い。

大中型まき網漁

  • 集合〜出港
    決められた時間に集合し、準備作業が整い次第に出港する
  • 漁と漁場の移動
    沖合の漁場で、夜間に2〜3回の漁を行う
  • 帰港
    朝8時ぐらいに港に戻る(運搬船は漁場から水揚げする港に向かい、再び漁場で合流する場合もある)
    次の集合時間まで自宅などで休息(日曜日など定休日がある)