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刺網漁 |
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魚の通り道に網を仕掛けて待つ。
季節により異なる魚の習性を知り、潮を読む。
地形、風向きなど、覚えることは多い。
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刺網は、魚種によって網目もちがえば、網による漁法もちがってくる。
覚えるほどに面白い、魚との智恵くらべだ。
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| 主な地域と魚種
北海道◆ホッケ、タラ、カレイ、メンメ、フグ
東北◆アイナメ、マゴチ、イシモチ、シラウオ、スズキ、カレイ
関東◆スズキ、ボラ、イセエビ、ウナギ
北陸◆アンコウ、カレイ、越前ガ二、アマエビ、ハチメ(メバル)
東海◆サワラ、キス、伊勢エビ、カワハギ、アンコウ
近畿◆伊勢エビ、サンマ、ブリ
山陰◆タイ、トビウオ、キジハタ
四国・山陽◆サワラ、マナガツオ、タイ、キビナゴ、カワハギ、クロダイ
九州◆コノシロ、グチ、イボダイ、オコゼ、クルマエビ、シロエビ
沖縄◆アイゴ、クロダイ、エイ、コチ、アオリイカ、ワタリガ二
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刺網漁って、こんな仕事だ |
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魚の通り道に網を仕掛け、魚をからませてとる漁法で、古くからある沿岸の漁。一枚の細長い帯状の網の上に、浮子(あば)<浮き>、下に沈子(ちんし)<おもり>をつけ、水中を通る魚の進路を遮断するように垂直に張る。
この漁の規模はさまざまだが、通常は1~5トンの船に2~5人が乗り、網を操る。仕掛けた網に魚が刺さったようになるので「刺網」と呼ばれる。この刺網にはいくつかの方法があるが、大きく分けると4つだ。
水底に固定しておくのが「底刺網」。イカリなどで固定し通過しようとする魚を網にからませてとる。建網、固定刺網ともいい、タイの仲間やヒラメ、カレイ、アイナメ、コチなどが多い。水中の中層や上層に張るのが「浮刺網」。トビウオなど上層の魚を対象魚とする。網を固定せず潮流や風力で漂わせてとるのが「流し刺網」だ。クルマエビ、サヨリ、キスなどを対象魚とする。魚を網に囲い込んでとるのが「まき刺網」。魚群を見つけたら網をたらし、船を移動させながらまきとるように魚を追い込んでいく。魚種はブリやイカが多い。 |
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大月町橘浦の場合 |
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漁場は宿毛湾内、港から5~10分のところだ。水深は約10~20メートル。水がきれいなので、底まで透き通ってみえる。漁期は通年行われているが、狙う魚は季節により変わる。春はキビナゴ、夏はカワハギ、秋はクロダイ、冬はマダイ、カレイが多い。2隻が稼動しており、それぞれ、1.5トンと4トンの船だ。
漁獲した魚は氷水を張った容器に入れ橘浦の仲買人に預けるのが一般的。隣町、宿毛の魚市場や1時間かけて愛媛県愛南町の魚市場に持っていくこともある。愛南町の魚市場ではセリ人が持つ大きなそろばんに仲買人が買値を入れる「そろばんセリ」が行われている。 |
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夜のうちに仕掛け 早朝、網を引き揚げる |
刺網漁の場合、仕掛けである網は、夜のうちに漁場に整備しておき、早朝漁獲するのが基本。水揚げし、市場へ魚を渡したら、網づくろいなどのほかは夜まで自由に過ごす。
橘浦でのケースを紹介すると、1隻は冬のキビナゴ漁で浮刺網。1.5トンの船に漁師さん夫婦が乗る夫婦船。夜のうちに目の小さい網を仕掛けておき、約1時間後の2時半に出港。漁場につき網を引き揚げると、キビナゴが網に刺さるようにかかっている。網を船に引き上げふるい落とすこと約2時間。漁師は船内で山のようになったキビナゴを氷水を張った容器に入れ市場へ持ってゆく。
もう1隻は、冬のタイ漁。4トンの船に2人で乗船。これは、建網。やや大きい目の網を宵のうちに仕掛けておき、朝6時から出港。漁場についたら引き揚げていく。こちらはタイの仲間や、ウマズラハギなどを対象とする漁法だ。
刺網漁は、魚を生きた状態のまま出荷することもできる。全国的に見ると、活魚出荷も多い。
より高値を求め、出荷センターをつくったり、各浜を水槽付きの車で回って魚を集荷するなど、町や漁協をあげて取り組んでいるところもある。 |
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資源管理は? |
| 魚のサイズが全長35センチ未満のものは再放流する、刺網の目合を10センチ以上にするなどの制約を設けている。全国それぞれの地域で、刺網漁の魚種、漁獲の現状に合わせた資源管理が実施されている。 |
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・・・・・この仕事に就くためには?・・・・・ |
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<資格>
15歳以上で義務教育修了者なら誰でもOK。ただし、小型船舶の資格を有する人を歓迎する。
(20歳未満は保護者の承諾が必要)
<受入体制・支援措置>
橘浦漁協の場合、他県から来た人の住宅や子どもの学校など、組合が本人の意向を聞きながら相談にのっている。
<勤務時間>
橘浦漁協の場合、刺網漁業では親方の漁法にもよるが早朝2時頃から朝10時頃まで。漁場が近いため移動にはほとんど時間がかからない。実働時間は約8~10時間となる。
<休日>
自分で船を持って操業するのが一般的なので、休日も自分で決める。橘浦地区の場合、祝日や市場の休日の前日、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などを休日にすることが多い。シケの日も休み。操業日数は、年220日前後。
<給料>
自分で船を持って操業するのが一般的なので、給料というケースはない。親方のもとで漁業をはじめるときは、漁協や親方と相談して決める。
<福利厚生>
自分がオーナーなので、自分で判断して各種保険に加入することになる。
●就業条件は、地域、事業主、漁獲量、漁獲物の市場価格、そしてあなたの資格の有無によって大きく変わります。
<問い合わせ先>
全国漁業就業者確保育成センター
03‐5215‐5690
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