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漁業の紹介

沿岸漁業

養殖業

海の生き物や天然の海で採捕した種苗を育てる。
安定的に魚介類を出荷・供給する養殖業。

■ この漁の漁獲量が多い地域

宮城県・広島県・北海道・青森県・愛知県・佐賀県・岩手県・鹿児島県・兵庫県・福岡県

主な魚種

【北海道】ホタテ、コンブ
【東北】 青森のホタテ、岩手のワカメ・コンブ、宮城のギンザケ・カキ・ノリ・ワカメ・ホヤ
【関東】 千葉のノリ 【東海】 静岡のマアジ、愛知のノリ、三重のマダイ・真珠
【近畿】 兵庫のノリ
【四国・山陽】愛媛のハマチ・マダイ・真珠、香川のハマチ・ノリ、徳島のワカメ、高知のシマアジ、広島のカキ、岡山のカキ・ノリ
【九州】長崎のフグ・ブリ・タイ・真珠、大分のシマアジ・ヒラメ、熊本のフグ・クルマエビ・タイ・ノリ、鹿児島のブリ・クルマエビ、 沖縄のクルマエビ、モズク

この漁の漁獲量が多い地域

養殖業

設備投資、採算性、漁場管理、顧客開拓...、
取組み課題やビジネス範囲は拡大の一途。

一般的によく知られているのは、ブリやカンパチ、タイ、ヒラメ、シマアジなどを海の生簀で育てる「海面養殖」。養魚場は沿岸すぐ近くから船で30分以内の場所にある。餌を与える「給餌作業」、成長時に応じて生簀を移す「間引き作業」、市場に出す大きさに育ったら「選別作業」を経て出荷する。アワビやホタテ、カキなどの貝類や、ノリ、ワカメなどの海藻類も養殖が盛んだ。
養殖業は日本国内に限らず、研究と技術の革新や進歩がめざましい漁業の分野だ。一方で、新技術導入による設備投資、魚病や赤潮などのリスク、また市場開発や顧客開拓などの課題もある。

マグロやクエなど大型魚の養殖、陸上での養殖の取り組みも進んでいる。

最近「陸上養殖」という言葉を耳にすることが多くなった。これは、プールのように大きな水槽を設置し、自然の海水や人工的に調整した塩水で、ヒラメなどの魚類やアワビなどの貝類を陸上で育てる方法だ。水槽の広さ、水流や水温、餌のやり方など、魚が育ちやすい環境づくから手がける。餌のやりすぎや魚の排泄物などで自然の海を汚すことがなく、環境保護につながる新しい方法として、いま世界的に注目を集めている。
さまざまな魚の人工授精や孵化技術の研究、稚魚の養殖を専門に手がける「栽培養殖」という陸上事業もある。稚魚は「海面養殖」の企業等に販売されるほかに、自然界への放流用に販売されることも多い。

魚を守り育てる、体力と精神力が勝負。
基本は企業で働くイメージに近い定時勤務。

「海面養殖」でも「陸上養殖」でも、その働き方は企業勤めのイメージに近い。勤務地は生簀や水槽のある場所で、勤務時間は「海面養殖」で午前5時ぐらいから昼頃まで、「陸上養殖」では午前8時ぐらいから午後5時ぐらいまでという定時が基本だ。とはいえ、生き物が相手の仕事なので、魚や設備の状態チェックや、赤潮や台風などの自然災害への対応は必要だ。そのために不規則な勤務や休日返上が生じることは多いと考えておくべきだろう。
雑務をいとわずさまざまなノウハウへの探究心も大切になってくる。地道な計数管理や日々の変化の観察・研究、不測の事態に備える方法など学ぶべきことは多い。

養殖業の仕事サイクル

主に湾内に設置した生簀(いけす)のなかで魚や貝、海草などを育てて収獲する。自然界に放流する稚魚の生産・養殖、大型回遊魚の養殖や貝類や成魚の陸上養殖への挑戦など、新しい事業形態が注目されている。

  • 養殖場へ出勤
    沿岸すぐ近く
  • 稚魚や生簀のチェック
    (水槽・設備・機器の点検確認、保守作業)
  • 餌の投与や漁獲
  • 出荷作業、事務などをして終業