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漁師・現場から

漁師・現場から

沖合底曳き網漁:筒井 良祐さん(21歳)

もし漁師にならなかったら、美容師だったかもしれない。
いまはもう、漁に出ない生活は考えられなくなった。

地元、浜田水産高校卒の筒井良祐さん

地元、浜田水産高校卒の筒井良祐さん

出航を待つあけぼの丸
出航を待つあけぼの丸

島根県浜田市の株式会社浜田あけぼの水産で、沖合底曳き網漁船のあけぼの丸に乗る筒井良祐さんは、漁師になってもうすぐ4年目を迎えます。地元の水産高校に通ってはいたものの、実は卒業前には家業の美容師を目指そうと考えたこともあったそうです。

「漁師になったきっかけは、母が船長さんと仲の良い知り合いで、一度乗ってみないかということになって...。漁師になりたいという強い気持ちや自信があったわけではありません、魚は大好きですけど(笑)。実際に乗ってみたら、船長はじめ乗組員の人たちはみんな優しくて、親切に仕事を教えてもえたので、けっこうすんなりとなじむことができました」と語ります。

朝9時に港を出て、6〜7時間かけて日本海沖合の漁場へ。1日に4回の漁を行うのが常で、それが6日間続きます。港に戻ると中1日でまた沖へ...6月からの夏場の休漁期間を除き、その繰り返しの日々。はじめの頃は、今日の天気じゃ漁はないだろう、と思っていたのに出航だと言われて驚いたこともあったそうです。7メートル級の高波も経験しました。「あれはすごかった。あの経験以降は多少の波では驚かなくなりました。港で天候が荒れていても、漁場ではそうでもないということもあります」と筒井さん。魚がたくさんかかるときは、不眠不休で漁を繰り返すこともあるそうです。

「たくさん魚がとれるのはものすごく嬉しいんですけど、正直とにかく眠い、もう限界だって感じるときもあります。でも、もう船に乗らない、沖へ出ない生活は考えられません」──甲板長から船長へという、将来の夢をやさしい眼差しの向こうにしっかり見据える若手漁師がここにもひとり。