漁師.jp 全国漁業就業者確保育成センター

ホーム  … 漁師になるためには … 宮﨑 幹夫さん

漁師・現場から

漁師・現場から

釣り漁(ひき縄):宮﨑 幹夫さん(45歳)

製パン会社の管理職から、 40歳を機に漁師に転身。
修業時代を経て、自分の船を駆る日々へ。

サラリーマンから島の漁師になった宮﨑さん

サラリーマンから島の漁師になった宮﨑さん

初雪丸での修行時代、陽子さんとともに作業する(2010年)
初雪丸での修行時代、陽子さんとともに作業する(2010年)

五島列島の北東にある小さな島、江島(えのしま)。西海市大崎漁協江島支所に所属する第三海生丸を駆って漁の日々を送る宮﨑幹夫さんは、製パン会社の管理職から漁師に転身して6年目を迎えます。家族とともに江島に移り住み、ベテラン漁師・山下初一さんのもと、奥さんの陽子さんとともに初雪丸に乗り込んで修行を積みました「長男が高校生になり、島を出て寮生活中なので、いまは、私と妻と猫一匹の生活です」と宮﨑さん。『演習船』というかたちで自分の船を持って丸3年が 過ぎました。

現在の漁の中心は『ひき縄』と呼ばれる釣り漁のひとつです。

「漁をしながら船のコントロールをするのが難しかったです。慣れるまでは、妻がいっしょに乗ってくれていました」と、はじめて自分の船で海に出た頃を 振り返ります。

江島周辺では5月末頃から10月頃ま では、イサキを狙う『夜焚き釣り』が盛んになります。先輩たちから「最初の2年は灯りを点けて海にいるだけみたいなもの。釣れるようになるのは3年目から」とは聞かされていましたが、ほんとうにそのとおりで、今年やっと釣れるようになったそうです。辛抱した分、釣果の喜びは一層大きなものでした。

「独立型の漁師を目指すとき、収入面だけを考えるならやめたほうがいいと思います。稼ぎはぎりぎり食べていけるという程度でも、私は、漁師になってこの島で暮らしていることをすごく贅沢だなと感じるときがあります」─ ─だからこそ、宮﨑さんの笑顔は周りのみんなを和やかな気持ちにするのでしょう。